<After>
<Before>
世田谷区等々力の庭が完成いたしました。
初めてお電話でお問い合わせいただいた際に施主様は「山の散策路」を庭に再現したいとの事でした。
スペースは5坪程度、正直イメージが湧かずに、現地でのお打合せ。
それでも、実際イメージを掴むために時間がかかりました。
お客様はしっかりと完成形のイメージがあるのに、こちらが追い付いていない状況ですね。
まずは高低差を作るために、土をどの位入れるか・・。
結果、5立米の土が必要だったのですが、どの程度の高低差をつければ「庭としての山道」が成立するのか、また、建物に悪影響が出ないか難しい判断が必要でした。
また今回は、樹木も「あまり高さがなく味のあるもの」を厳選しました。
ここであまり大きな樹木では、道路側からかなりの圧迫感を感じ、また山道の高低差の個性が消えてしまいます。
山野草も、林間を感じさせつつ、日向向きという難しいセレクトで構成しました。
都市のお庭では、この位の大きさのお庭が丁度良いと思います。
管理も楽ですし、水やり等の目も届く。
室内から見やる庭の緑は、日々の生活を潤し、住む人に癒しと安らぎを齎すことと思います。
完成したお庭を見て「風が見えました」と施主様。
感性豊かな施主様に、草木は様々なインスピレーションを提供することと思います。