世田谷区成城S邸の庭造りが終わりました。
初めてのお打ち合わせが今年の初め、土地を決めてすぐにお問い合わせ頂きました。
その時には下の画像のように駐車場として使われていました。
施主様のお人柄が素晴らしく、今年の当店の好調はこの方に依頼頂いたから・・と密かに思っています。
お打ち合わせを重ねましたが、基本的には「私のセンスに任せる」と勿体ないお言葉を頂き、それだけにプラン造りには緊張もありました。
大谷石等の石材がお好きという事もあり、結果それらを多用したデザインになりました。
<Before>
<After>
先日のブログでも書きましたが、なるべく自然素材、呼吸する材料を使いました。
コンクリートのアプローチ中央に幅40cmのスリットを入れ、大谷石を敷き大地が呼吸できるように・・。
全長20メートルのウッドフェンスにも柿渋の塗料を使用。
コストは高いですが、結果不自然さの無い仕上がりになりました。
仕上がってみますと、やはり施主様のイメージを形にしていたのだと気付きます。
心の美しさ、清らかさは楚々とした小花や青々とした苔の色に、心の大きさはシンボルツリーの逞しさに・・。
結局、造園家というのは心象風景、イメージを形にするのだと気付きます。
施主様にも気にいって頂けたようで・・良かったです。