限られた空間だからこその庭造り



世田谷区のO邸のお庭造りが終了いたしました。
こちらはsside建築設計事務所様の設計になります。
画像では判りずらいですが、道路に面する南側に壁があり、植栽部分を囲む形になっています。
上部は開口していて、二階より樹木の先端が見えるようになっています。
最初にお打ち合わせをさせて頂いた時に、この1X2m(2㎡)の植栽スペースをどのように活かそうかと思案しましたが、南と西側の強光線を遮る構造が期せずして山間の環境に近いのではないかと思い至りました。
すなわち雑木林の大木の間の適度な日光照射に近い状態を保つことが出来ます。
また壁があることで近年の異様な強風等からも護られると思います。
ですからこちらには林間育成をされた「あおはだ 3.0m」「いろはもみじ 2.5m」「山躑躅」をセレクトしました。
東北の林間で樹木を育てられている生産者さんから直接選んで運んできた樹木です。
樹形が畑で育てたものとは事なり野趣に富み且繊細です。


こちらはアプローチ。
「トクサ」のみでモダンに・・。

昨日に植栽をして、本日は近くの農家さんより堆肥を頂き加えました。
けやきやくぬぎ、さくらや紅葉の落ち葉の腐葉土に変わる途中のものが必要で、これは足許に山間の趣を出したいからです。
足許には木漏れ日に似合う野草を植栽いたしました。
ジエビネやしゃが、姫ギボシや深山嫁菜等を・・。
落ち葉が野草を護り、土壌の水分の蒸散を抑え、水分を保ちます。


限られた土地、例えば隣家と近く日当たりが悪い場所や、中庭などは、視点を変えれば山の植物には適した場所かもしれません。
四方に何もない、強光線や強風に晒された土地の場合、強い樹木等を植栽して木漏れ日を造る必要がありますが、この役割を隣家や塀等が担うと言えば判り易いでしょうか。
ともかくも小さいスペースであっても、選ぶ樹木や野草によって野趣溢れる高原のような庭造りは可能です。
是非一度ご相談くださいね。

楠 耕慈/くすのき こうじ

山野草の庭づくりを提案する野草家
楠 耕慈/くすのき こうじ
山野草の素晴らしさを一人でも多くの方に知ってもらうとともに、環境の変化、開発等により姿を見かけなくなった日本古来の花々をもっと身近に、それらを愛でるこころを大切にして頂きたく、日々取り組んでおります。

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