土潤溽暑  初夏の野草の庭のこと

 

 

施工後半年 現在の様子

 

 

施工直後 

 

 

 

 

新宿区N邸の現在の様子。 施工が昨年の秋でしたから、半年と少しが過ぎました。

下草に注目をして頂ければお判りになるかと思いますが、野草が元気良く育っているのが見て取れます。

特に「藤袴」が順調に育っていて、河原撫子や丘とらのおの花も咲き始めています。

 先日も書きましたが、初めての梅雨を迎えて過ぎる頃には野草が茂り、「エコシステム」が出来上がりつつあります。

ちょうど、何もない大地に植物が出現し、生物が誕生し、生態系が出来上がるように、数カ月の間に様々な変化を繰り返します。

特に目に見えない地中には、沢山のバクテリアが発生し、野草の根を育て、互いが絡み共生しながら、小宇宙を形成していきます。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、日本の野草には、それを可能にする素晴らしい能力が備わっています。

実はこの「共生」というのは、もしかしたら日本原産の「山野草」が持つ特有の性質で、これは日本の風土、気候、地形等の中で進化を続けたからこその「性格」かもしれない。

そして日本人が持つ「和の心」、「受け入れ」の精神も、実は野草から学んだ部分が大きいのではないかと思います。

不思議な事に、洋種の草花では、こう上手くはいかない。

なにか一つの草花が勝ってしまう事が多く、弱いものは他に負けてします。

 限られた土地で共生するという性質はあまり無いのかもしれませんね。

話しが逸れましたが、こちらのN邸の野草たちも、元気にそれぞれが主張しながらも、バランスを保ちながら成長してくれていました。

 日本の草花は、色々な花色や緑の濃淡を、織りなし重なりながらも、不思議な調和をもって、癒しのメロディーを奏でてくれます。

 不思議だったのは、ちょうど訪ねた時に、旦那様がお子様と屋外に居られたのですが、すっかり「日本のお父さん」になられていたこと 笑。

なんだか、古風な古き良き日本人の雰囲気を持たれていて、風景に馴染んでおられた。

これも、野草の庭が一役買っているかは定かではありませんが、もしかしたら植物や風土が、そこに住む人々に与える影響は少なくないのかもしれません。

 

 

施工後半年 現在の様子

  

 

 

施工直後

 

  

楠 耕慈/くすのき こうじ

山野草の庭づくりを提案する野草家
楠 耕慈/くすのき こうじ
山野草の素晴らしさを一人でも多くの方に知ってもらうとともに、環境の変化、開発等により姿を見かけなくなった日本古来の花々をもっと身近に、それらを愛でるこころを大切にして頂きたく、日々取り組んでおります。

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